持ち帰り楽で食べ切り【e農net 7/8】
・市 場
JA紀州中央に作付けを提案したのは、大阪市中央卸売市場本場で営業する大阪中央青果。小玉スイカの注文が増えているからだ。「核家族化に伴い、食べ切りサイズの小玉の人気が徐々に高まっている。需要が供給を上回っており、今後もあればあるだけ売れる品目だ」と同社。
本場の取扱量をみると、大玉は2000年の1万8500トンから10年には1万2000トン弱に落ちた。小玉は、2000年の1300トンから10年の1600トン弱に増えている。全体に占める小玉の割合は、6.7%から11.8%に高まった。
生協、スーパー 底堅い需要を支えるのは各地の生協だ。生協の事業の柱の一つである無店舗(巡回)販売では、スーパーのようにカット売りが難しく、核家族が食べ切れる小玉を販売したいとのニーズが高い。スイカの大手種苗会社・萩原農場が大玉並みのシャリ感が出る「ひとりじめ」シリーズを開発した1999年以降、扱い量は年々増加。生協の国内最大手、コープこうべの無店舗での売上高を2006年と10年で比較すると、大玉は48%減少し、小玉は21%増えた。
スーパーでも小玉スイカを積極的に扱う店舗が目立っている。兵庫、大阪で約60店を展開する関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は今年から本格的に小玉を販売する。「買いやすい価格で持ち帰りやすいため消費者のニーズは高い」と話す。
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