2010.3.23 減肥対策「苗箱まかせ」
こんばんは。
今朝は曇り空が広がり、気温は6℃と昨日よりやや高めでした。お昼近くには湿った雪が降り出したため、外での作業は中止となりました。
浸種した水槽の水温6℃と低温
積算12℃/3日
今日、市役所の農林課に書類を届けに行ったところ、年配の女性職員が書類に書かれた私の名前と私の顔を交互に見て何故か「懐かしい。」のひと言。実は、その職員は30数年前に市立保育所の園児だった時に担任だった保母さんでした。たまたま担当者が不在だったため、その書類に目を通して教え子の私に気付いたものでした。
若かった先生も今春定年退職だそうで。月日の経つのはホント早いです。
さて、今年は水稲栽培の減肥対策の1つとして、圃場70aに「苗箱まかせ」を使用する予定なので、どういったモノなのか簡単にまとめてみました。
「苗箱まかせ」とは、チッソ分40%の粒状の被膜肥料で、育苗箱に全量施肥することで元肥と追肥が不要となり、省力化、減肥が可能で、かつ肥料が環境へ流出するのを減少させることができるとされています。
ただし、土中の稲ワラを分解するためのチッソ分を費消する場合があるので、葉色を確認しながら追肥を要することにも留意しなければなりません。
通常は最初の約30日は溶出が小さく、その後70日間に約80%溶出する特性があります。
寒冷地では慣行栽培に比べて茎数が10~20%少ないが、有効茎歩合が高く慣行と同等の収量と品質が得られるそうです。
施肥法は回転式混合機で床土と混合して育苗箱に入れる方法と専用の播種機で育苗箱に床土を入れてその上に層状に敷く方法があります。
このほか、育苗箱に育苗肥料をチッソ分で1g/1箱入れます。
慣行と比較してコストを最大40%削減できるそうです。
価格は1袋(10kg入り)で通常2,180円です。※地元JA調べ
【東北農業試験場資料、チッソ旭肥料株式会社チラシ抜粋・地元JA肥料注文書参照】
基本は慣行栽培ですが、その中において低コスト化、省力化を目指して行きたいです。
ではまた サヨーナラー(_´Д`)ノ~~
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