農林水産省は29日、青森県の2019年産米の検査結果(10月末現在、速報値)を発表した。米粒の形や色などが優れ、高値で売買される「1等米」の比率は90.3%だった。前年同期(97.3%)を7ポイント下回ったが、東北6県平均の85.5%、全国平均の72.9%をいずれも上回った。主食用として使われる「水稲うるち玄米」の10月末時点の検査数量は17万8638トンで、予想される最終検査数量から見た進捗(しんちょく)率は9割弱という。

 県産米の等級別は2等米が8.3%(前年同期比5.8ポイント増)、3等米が1.1%(同1ポイント増)。2等以下となった主な理由は、カメムシなどの被害による着色粒が最も多く、7割近くを占めた。次いで米粒にひびが入る「胴割れ」などの被害粒が2割程度。夏場に続いた高温や少雨の影響で、前年産よりも1等米の比率が伸びなかったとみられる。品種別銘柄の1等米比率はまっしぐらが92.1%、つがるロマンが82.0%、青天の霹靂(へきれき)が97.2%だった。